ねこと暮らす毎日は、小さな幸せの積み重ねです。
子猫の頃のあどけない姿はもちろん、大人になった今も変わらず愛らしく、ふとした仕草や表情に心が和みます。毛並みの模様や澄んだ瞳、自然に引かれたようなアイラインまで、一つひとつが美しく、見ているだけで癒されます。
私がねこと暮らし始めたのは20代後半になってからでした。それまでは実家で犬を飼っていたこともあり、自分はずっと犬派だと思っていました。まさかねこと暮らす日が来るとは想像もしていませんでした。
そんなある日、妹が「どうしてもねこを飼いたい」と話し、保護猫の譲渡会へ足を運びました。そこで出会ったのが、茶白の「めかぶ」とキジトラの「もずく」です。

兄弟ではありませんが、同じ日に保護され、譲渡会でも同じケージで仲良く過ごしていました。その姿に惹かれ、ふたりを家族として迎えることにしました。名前もそのまま引き継ぎました。
ねことの暮らしが始まってから、家の中には穏やかな時間が流れるようになりました。コロナ禍で家にいる時間が増えた時も、ふたりがいてくれたおかげで心がほっとする瞬間が何度もありました。
ごはんをねだったり、窓辺で日向ぼっこをしたり、気まぐれに甘えてきたり。何気ない日常の一コマが、かけがえのない思い出になっています。
娘を育ててきた私にとって、めかぶともずくは、人間とはもちろん違う存在ですが、家族を見守り育む喜びをあらためて感じさせてくれる大切な存在です。
ねこはどれだけ成長しても、ねこらしい可愛らしさを失いません。その姿を見ているだけで自然と笑顔になり、「ねこっ可愛がり」という言葉の意味を実感する毎日です。
これからも、めかぶともずくが安心して、のんびりと暮らしてくれたら、それだけで十分幸せです。
ねこと暮らす日々は、私にとって何ものにも代えがたい宝物になっています。